水曜日, 5月 06, 2009

スラムドッグミリオネア

結局のところ、いまだにエウレカセブンは観に行っていないのですが、GW中に一本も映画を観ないのもなんなので、スラムドッグミリオネアを観にいってきました。


ダニーボイル監督らしい映像の美しさや疾走感、音楽。インドの社会情勢の問題を取り上げつつ、娯楽作品としても通じる構成。

好きな女性への思いをつらぬき通す事で、劣悪な状況でも人間として曲がる事なくハッピーエンドを迎える主人公。面白い作品だと思います。大笑いする事も、感動の涙を流す事もなく、ラストシーンの後にハッピーな余韻がちょっとだけ残る。そんな映画でした。

ただアカデミー賞8部門受賞するほどの作品なのかな?というのが正直な感想です。映画を観たあとの余韻があまり残らないというか、観たあとに語るところがある作品かと言われるとクエスチョンマークで、何年も後に傑作として人々の記憶に残るような映画では無い気がします。

やはりダニーボイル監督の作品である、トレインスポッティングや28日後同様にとっても良質な佳作というのが個人的な感想です。

まぁそんな感じでした。