木曜日, 9月 08, 2005

マイクロソフトはIP電話を制するか?

Microsoftは米国時間8月30日、インターネット電話の新興企業Teleoを買収すると発表した。同社はTeleoの技術を利用して、MSN Messengerの機能を拡張する意向だ。(元記事

個人向けのIP電話ではSkypeが一歩先を行っていますが、固定電話へのゲートウェイ技術を持つTeleoを買収する事でメッセンジャーから固定電話へのゲートウェイサービスが可能になります。GoogleTalkへの牽制の意味もありそうです。

マイクロソフトは電話とコンピューターの融合については結構昔から取り組んでいて、日本でも沖電気なんかとActiveCT協議会ってのをやってたりします。あ、CTというのはコンピューターテレフォニーの略です。ただ日本の電話関係会社というのは旧態依然の体質で妙に動きが遅かったり、まず設備やインフラありきの考え方で世界に発信するものが作れてないんですよね・・・。電話はライフラインのひとつなのでミスがあっちゃいけないというのは分かるんですが、大手メーカーのみが電話関係では幅を利かせていて、ボトムアップ型のサービスが日本で生まれないのはこの辺りに原因があるのではないかと思います。日本IBMの研究している特定話者向けの音声認識エンジンや沖や東芝の音声合成エンジンなどとメッセンジャーを使ったIP電話が融合したりすると色々と面白いものが作れると思うのだけど・・・。

ちなみにコンピューターと電話の融合で日本で最も成功した事例がなにかというと、テレクラのシステムだったりします。昔あった(今でもあるのかな)伝言ボックスやらテレクラのシステムやらは当時ほとんどがDOS/VまたはOS/2にダイアロジックボードというものをのせたパソコン上で動いてたんですわ。この当時これらのシステムを作ってたベンチャーがまたぞろコケたのもCTIでベンチャーがその後出てこない原因かなと思います。小生も昔そんな仕事をしていた事もあったと言うことで。

この記事を書いていてなんとなく思ったのが、IP電話やメッセンジャーの音声通話、FOMAのテレビ電話使って匿名制のテレクラサービスとかやったら面白いかもねって事。なんかうまく結論づかないので記事終わり。

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「Vodafone live!NAVI」発表

ボーダフォンは10月上旬以降、GPS機能を利用したナビゲーションサービス「Vodafone live!NAVI」を開始すると発表した。対応端末「903T」の発売に合わせてスタートする。(元記事)

AUが先行する携帯電話向けのGPSサービスですが、Vodafoneでもついに開始。携帯電話へのGPS搭載については総務省が義務付けの方向に動いていて、2009年4月時点にGPS搭載携帯電話の普及率を50%以上、2011年4月時点には普及率90%にする方針を打ち出しています。Vodafoneのサービスで面白いのは海外でのナビが可能なとこでしょう。開始当初の海外対応エリアは英国、オランダ、スペイン、ドイツ、香港の5カ国だけですが、ワールドカップで海外に行く予定の人には魅力的ですね。最初に発売される対応端末「903T」もなかなか魅力的だし、最近のVodafoneは巻き返しにがんばってるなぁという印象です。

ただちょっと首をひねりたくなるのが次の一文。

GPSコンテンツ開発の仕様は、「Webコンテンツ開発の仕様についてはオープンにするが、Vアプリは個人情報保護などセキュリティの観点から限定されたコンテンツプロバイダのみに公開する」

Vアプリで測位情報を得る事ができればいろいろ面白い事が出来そうだし、それこそGoogleマップ等との連携アプリなんて作れば非常に面白いなぁと思うのですが・・・。また既得権益保護の匂いがプンプンします。ただでさえ公式サイト、Vアプリ共に他のキャリアに遅れをとっているのだから、そんな事やってちゃ駄目だと思うんですけどねぇ・・・。

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水曜日, 9月 07, 2005

ジャッキーチェーン監修の体感ゲーム XavixPORT

 ゲーム向け半導体開発などを手がける「新世代」(滋賀県草津市)は、ジャッキー・チェンさんと共同開発した体感ゲーム2種類を、独自のハード「XavixPORT」とともに9月22日に発売する。ボクシングゲーム「パワーボクシング」、フィットネスゲーム「エアロステップ」で、手ごろな値段で飽きの来ないフィットネスマシーンとして売り出す計画だ。PRのため来日したチェンさんは「楽しくエクササイズできるよう工夫した。若い人にもっと体を動かしてほしい」と語った。(元記事)

一見地雷っぽいニュースですがこの「Xavix PORT」という製品実は欲しかったりします。製造・販売元の新世代株式会社は 初代ファミコンを作った方たちが作った会社らしいです。名前からしてなんだか怪しそうですが、実は体感ゲームではかなりの実績があるみたいですね。エポック社から発売されている「エキサイトスタジアム」や「エキサイトピンポン」、スクウェア・エニックスの「剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣」も中身はこの会社のXavixテクノロジーを使っているそうです。

今回の製品は成人でも楽しめ、ソフトの交換で様々なスポーツが楽しめるようになるとの事。北米での価格が100ドルしないくらいなので日本でも8000円くらいならば結構売れるのではなんて思います。少なくとも小生は購入予定(笑)

APPLE iPod nanoとiTune対応携帯電話発表

米Appleは9月7日、超小型軽量の音楽プレーヤー「iPod nano」を発表した。薄型でサイズは競合プレーヤーの半分以下の6.9mm、重さは約40グラム。最もファッショナブルなウェアラブルiPodをうたっている。デジタルジュークボックスソフトの新版「iTunes 5」も同時にリリースされた。(元記事

AppleのiTunesを搭載したMotorolaの携帯電話「ROKR」が9月7日、正式発表された。米国では携帯キャリアのCingular Wirelessが独占提供する。(
元記事

「ROKR」については正直がっかりです。ワイヤレスで直接iTMSから曲のダウンロードが出来るのかと思いきや、PC上のiTuneを経由しないと駄目だとは・・・。日本の着うたフルサービスみたいなものを期待していたのになぁ。デザインはAPPLEらしさとモトローラらしさが融合してまずまずだけに惜しいです。

超薄型iPodである「iPod nano」はかなり欲しいです。小生は現在東芝のGIGABEAT G20を使っているのですが、薄いのは良いとしてHDだけにスポーツジム等での使用はちょっぴり不安なのですよ。iPodシャッフルは容量的に満足いかなかったので買いませんでしたが、容量2G or 4Gのこれなら欲しいかも。

どちらの製品もiPodが初めて世に出た時程のインパクトは無かったので個人的には肩透かしでした。

HERO’S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝 結果

見事に予想はずしまくりました。詳しい結果はスポナビででもごらんいただくとして、簡単な感想を・・・。

須藤 元気 ○ 2R 4分45秒腕ひしぎ十字固め ● 宮田 和幸
1Rは互角の攻防だったのですが2R目で宮田のスタミナが切れましたね。宮田はものすごく上手くなってるなぁと思いました。フロントネックチャンスリーで投げたとこは見事。そのままスピニングチョークに繋げそうでしたがそんな練習してないわな。

レミギウス・モリカビュチス●  2R 4分16秒TKO(レフェリーストップ) ○ 高谷 裕之
ちょっと止めるの早すぎなのでは?と思ったのですが、ゴールデンタイムにテレビ放映してるので仕方ないですね。最近のPRIDEのような残酷ショーになっても良くないし。続けてても高谷の勝ちは動かなかったでしょう。レミーガが1回戦よりも動きが良くなかったように感じたのは小生だけでしょうか。グラウンドでの顔面パウンドありは、やりなれてないルールでしょうし仕方ないかな。

ホイラー・グレイシー● 2R 0分38秒KO(右フック) ○ 山本“KID”徳郁
いや参りました。あんなに綺麗に終わるとは正直思ってなかった・・・。KIDの当て勘の良さには脱帽です。

宇野 薫○ 2R判定 3-0(20-18,20-19,20-19) ● 所 英男
判定ですが、今大会のベストバウトでしょう。宇野も素晴らしかったし所も素晴らしかった。両者ともに評価が上がる好試合。しかしMMAのリングで立ち関節(アームバー)と浴びせ蹴り(で距離を詰めて三角か足関節)を出す所こそが本当のトリックスターですな。

須藤 元気 ○ 2R 3分47秒三角締め ● 高谷 裕之
高谷から一本取った須藤はお見事です。しかし須藤はMMAでの勝ちは殆ど一本なんですよね・・・。恐るべし。高谷はこれでまた一皮向けるかもしれません。

山本“KID”徳郁 ○ 2R 4分04秒TKO(レフェリーストップ) ● 宇野 薫
カットによるレフェリーストップという残念な結果ですが、アゴに入ってればKO、さければカットと考えれば仕方ない結果かな。これでトーナメント終了後に再戦の流れも作れるし主催者としては万々歳の結果かも(笑)宇野はグラウンドに持っていかず立ち技に付き合ったのが意外。

これで大晦日の決勝は須藤VS山本KIDとなったわけです。しかし今大会はどの試合も見ごたえありました。あと印象に残ったのが、ルールのせいか、組み合わせの妙か、選手の意識の違いかわかりませんが、PRIDEや武士道などに比べると相手を潰そうという感じではなく、スポーツライクなものを非常に感じました。この辺りは今後の世界戦略やお茶の間戦略に非常に重要なポイントだと思います。最近のストップの遅いPRIDEは自分が親なら子供にあまり見せたくないしね。

客席にPRIDEの怪人百瀬氏が居たように見えたのですがDSEとは切れたのかな?

「ミニ地球」生活実験開始

六ケ所村にある環境科学技術研究所で6日、地球の生態系を模した「ミニ地球」で研究者2人とヤギ2頭が1週間生活する実験が、始まった。密閉空間に長期滞在できれば、宇宙基地の開発や循環型社会の構築に役立つと期待されている。(元記事)

2009年まで続くというこの実験。この二人ずっと禁欲生活なんでしょうか・・・そんな下世話な話しは置いておくとして、これぞ究極のニート生活ですな。もちろん実験結果がきちんと社会の役に立つわけで正しくはニートとは呼べないのだけれど。

ミニ地球の研究と言えば、以前アリゾナで行われていた「バイオスフィア2」の実験が思い出されます。こちらは男女混合の8人による実験でしたが、確か2年くらいで頓挫して研究施設だけが資産家かなんかの手に渡り観光施設になってたような・・・。「バイオスフィア2」に比べれば小規模な実験ですが、参加するお二人には頑張っていただきたいものです。

火曜日, 9月 06, 2005

HERO’S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝 予想

70Kg級をミドルと呼んで良いのか、世界最強と謳って良いのかの議論はさておき、楽しみなカード目白押しのHERO'Sもいよいよ準決勝。トーナメントの一応簡単な予想なぞしてみます。

須藤 元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)VS 宮田 和幸(日本/フリー)
○須藤 ここは経験と技術で須藤の勝ちは鉄板じゃないかと思います。予想の決まり手は足関節って事で。

レミギウス・モリカビュチス VS 高谷 裕之
○レミギウス 高谷はスタンドでの勝負でも相当強いですが、レミーガの出入りの早さは尋常じゃないです。 という事でレミーガKO勝ち。

ホイラー・グレイシー VS 山本“KID”徳郁
○山本 正直ホイラーをパウンドでしとめるのは難しいのではと思います。下からの三角のプレッシャーで塩試合になりそうな予感が・・・。それでもホイラーが下になる場面が多そうなので判定で山本ですかね。

宇野 薫 VS 所 英男
○所 大一番に強いけど大ポカも良くやるという意味では似たもの同士。実力的には宇野の方が上だと思うのだけど、宇野が付き合ったあげく所の足関かギロチンがずばりと決まって大アップセットってのを期待・・・。

ということで準決勝が以下の組み合わせ。

須藤 VS レミギウス
○レミギウス 須藤はK-1出てたといっても変則なので立ち技では圧倒的にレミーガ。HERO'Sのルールは寝技での膠着はすぐに立たせるし。須藤の極めの強さで本当は須藤と言いたいとこですが個人の希望でレミーガ勝利。

山本 VS 所
○所 もう完全に個人的な思い入れのみで所を押します(笑)

ZST同士の決勝戦という妄想全開の予想ですがご参考まで。

月曜日, 9月 05, 2005

任天堂初の公式モバイルサイトオープンへ

以外な事に今まで任天堂の公式携帯サイトってのはなかったんですね。月額210円で各キャリア毎のサービス開始日が以下の通り。あ、ちなみに詳細はこちらへ

DOCOMO→10/17
AU→10/20
Vodafone→11/1

各社のリリース日を見るとなんだか製作の裏側が垣間見えるような気がします。以下妄想。

任天堂「全部同じ日にリリースしたい!」
製作「いやスケジュール的に同じ日は無理ですよ、キャリア毎の順次リリースでなんとか」
任天堂「DOCOMOとAUは同じ日に出来ない?」
製作「ちょっと無理ですねぇ。DOCOMO、AUでこの日のリリースでいかがですか?」
任天堂「うーん、わかりました仕方ないですね。ところでVodafoneは?」
製作「VodafoneはWEB使ってるユーザー少ないので10日くらい後でも問題ないですよ。」
任天堂「そうだね。んじゃそういう事で。」

というようなどこの製作現場でも交わされてる会話がここでもあったのだろうなぁと(笑) それはさておき任天堂公式となれば、そのうち昔の任天堂ゲーム関連も出てくるのではと思います。非常に楽しみ。

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SME、年内にも「iTunes Music Store」に参入?

以前とりあげたiTMSへのソニーミュージック不参加の件ですが、なにやら状況が変わりつつあるようですね。アーティストからの不満というのもあり、アップル・コンピュータとの間で手数料などの条件で折り合いが付き次第、年内にも提供を開始するとのこと。不満を言っているアーティストの筆頭としてはSME所属にも関わらずiTMSへ一部楽曲を提供している佐野元春氏などが居ますが、どうも理由はそれだけでもない気が・・・。

SME独自の音楽配信サイトとしてはMORAがありますが、こちらはATRAC3に対応したSONY製品でしか使えないダメサイト。そのうえiTMSに比べると圧倒的に知名度が低い。売る側の立場で考えれば、より消費者の多いマーケットを狙うのは当たり前の話しで・・・。VAIOへのSDメモリーの搭載の話し等、今までの顧客全部抱え込みから徐々に柔軟な対応になってきているSONY関連各社。動きが良くなったと取るべきか、そうでもしないとヤバイからと取るべきか・・・。消費者の立場では歓迎すべき事ですけどね。

東京タワー

食あたりで昨日は完全にダウン。関係諸氏にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

話題は全然変わるのですが、この週末地方から友人が訪ねてくるとの事で東京案内をする事になりました。都内の観光名所をネットで調べたりしてみると、なにやら東京タワーがリニューアルしてるのを発見。DJブースやらカフェやら出来ています。昔のいかにも泥臭い観光名所というイメージと蝋人形館のイメージしかないくらい東京タワーには行っていないのでちょい驚き。9日、10日には流行のホワイトバンド関連のイベントもあるらしいので、生まれ変わった東京タワーに足を運んでみるのも良いかも知れません。