マイクロソフトはIP電話を制するか?
Microsoftは米国時間8月30日、インターネット電話の新興企業Teleoを買収すると発表した。同社はTeleoの技術を利用して、MSN Messengerの機能を拡張する意向だ。(元記事)
個人向けのIP電話ではSkypeが一歩先を行っていますが、固定電話へのゲートウェイ技術を持つTeleoを買収する事でメッセンジャーから固定電話へのゲートウェイサービスが可能になります。GoogleTalkへの牽制の意味もありそうです。
マイクロソフトは電話とコンピューターの融合については結構昔から取り組んでいて、日本でも沖電気なんかとActiveCT協議会ってのをやってたりします。あ、CTというのはコンピューターテレフォニーの略です。ただ日本の電話関係会社というのは旧態依然の体質で妙に動きが遅かったり、まず設備やインフラありきの考え方で世界に発信するものが作れてないんですよね・・・。電話はライフラインのひとつなのでミスがあっちゃいけないというのは分かるんですが、大手メーカーのみが電話関係では幅を利かせていて、ボトムアップ型のサービスが日本で生まれないのはこの辺りに原因があるのではないかと思います。日本IBMの研究している特定話者向けの音声認識エンジンや沖や東芝の音声合成エンジンなどとメッセンジャーを使ったIP電話が融合したりすると色々と面白いものが作れると思うのだけど・・・。
ちなみにコンピューターと電話の融合で日本で最も成功した事例がなにかというと、テレクラのシステムだったりします。昔あった(今でもあるのかな)伝言ボックスやらテレクラのシステムやらは当時ほとんどがDOS/VまたはOS/2にダイアロジックボードというものをのせたパソコン上で動いてたんですわ。この当時これらのシステムを作ってたベンチャーがまたぞろコケたのもCTIでベンチャーがその後出てこない原因かなと思います。小生も昔そんな仕事をしていた事もあったと言うことで。
この記事を書いていてなんとなく思ったのが、IP電話やメッセンジャーの音声通話、FOMAのテレビ電話使って匿名制のテレクラサービスとかやったら面白いかもねって事。なんかうまく結論づかないので記事終わり。
この記事がヒマつぶしになったらクリックPLZ→ブログランキングranQ
0 件のコメント:
コメントを投稿