金曜日, 9月 02, 2005

超漢字4 R4.200 発売

BTRON仕様のOS「超漢字」の新バージョンが発売されたようです。 BTRONとはなんぞや?って人も多いと思うのですが、TRONという1984年に東大の坂村教授が提唱したプロジェクトから生まれた国産OSで、BTRONはユーザーインターフェースなんかを含めたパソコン用の種類のひとつです。それをベースにして作られているのが「超漢字」。TRON自体は携帯などの組み込みに使われているITRONなどもあるのでそれなりに生き残っているOSではあります(最近は組み込み用LINUXやSimbian、QNIXなんかに押されまくりですが)。簡単に特徴なぞを書いておくと・・・・。

・扱える文字の種類がダントツに多い
・ 実身/仮身モデル(ショートカットみたいなもんです)
・直感的な操作体系

ってなとこでしょうか。小生は超漢字2までは利用していたのですが、最近は存在さえ忘れてました。一応元ユーザーとしての感想も書いておくと・・・。

・とんでもなく軽い(5秒くらいで起動します)
・ 実身/仮身モデルはアイデアプロセッサー的な使い方をするととても良い。
・ブラウザ・メーラーが糞
・ろくなアプリが無い
・MOZILLAもあるけどとんでもなく重い
・自分でアプリ作ろうにも開発環境が整ってない
・Oracleと一応繋げる
・Webサーバーらしき事もできなくはない
・1パーティション65535のファイル数制限のせいで、WEB+実身/仮身モデルのメリットが役立たず。

えーネガティブな意見ばかりになってしまいましたが大体そんなとこ。正直超漢字については開発者のコミュニティーが妙に閉塞的であったり、当初はLinux上のクロスコンパイラーしかなかったりといった理由でコード書ける人間の多くがLinuxに流れたり、本当にBTRONを普及させる気があるのかないのか全然わからないんですよねぇ・・・。まぁWindowsにちょっと飽きたなという人が遊びで入れるには良いと思います。とりあえず紹介まで。

0 件のコメント: