日曜日, 6月 12, 2005

RSSについて

SWEETBOAT管理人BlogさんのサイトでRSSについての話題があがっていたので私見をちょろっと。

RSS(Really Simple Syndication)という仕組みが世の中に出始めたのは2000年くらいでしょうか。ニュースの更新記事などをRSSフィードで配信するというサイトBulkNewsさんが小生がRSSを知ったきっかけです。当時は読み込むためのソフトなどもなかったため、地味にじわじわといった感じでの広がり方でしたが、2003年ごろからのNewsサイトでのRSS提供開始やBlogの普及に伴い注目を集め始めたというのが最近までの歴史です。

注目を浴びた理由ですが、やはり一番のポイントはBlogサイトの増加でしょう。トラックバックを打ち、更新情報を気楽に通知できるという事で、情報の広まる速度が上がり個人の発言をより多くの人に速く・広く伝えられるようになったのが大きいと思います。Blogツールやサービスの整備で誰もが気軽に始められるというのが普及に加速をかけたと言えるでしょう。

現在はBlogをやっている人中心のRSSの普及ですが、AppleのサファリRSSや次期WindowsのLonghornに搭載されるであろう機能、FireFoxのRSSリーダー機能、携帯電話へのRSSリーダー搭載など、積極的にRSS利用に参加していない人達にも気楽に使えるクライアントツールが増える事で、シンプルな情報伝達手段としてのRSSはますます重要なものになっていくと思います。

当然利用者の多いところには広告がつきものという事で、OvertureがRSS内への広告配信を実施したり、ネットエイジがRSS広告社を設立したりと現在のメールやバナーベースの広告以外の新たな媒体としても注目されてます。

またRSSと音声データを組み合わせて配信するポッドキャスティングの静かなブームも最近の流れです。RSS2.0には添付ファイルをつけられるので、音声ファイルをRSSにくっつけて送り、文字データ以外の情報配信手段として盛り上がりを見せてます。
音声以外を添付する仕組みや遊びがポッドキャスティングの他にも出てくるかもしれません。最新ニュース映像をRSSで通知してくれたりすると便利ですよね。著作権保護の仕組みが未整備なので、企業はまだ参入しづらいかなとは思いますが・・・。

以上のような事から、RSSは以前コンピューター業界で言われていたようなプッシュ型のデータ配信手段として、広告媒体としてますます伸びる可能性を秘めてます。ただしWEBやメールと媒体として争えるだけのものになるかはまだちょっと微妙。世の中の多くの人達はWEBやメールを使うのさえまだまだ十分ではなくて、RSSリーダーの環境はITリテラシーの低い人達にはまったく届いていないので。やはり媒体としての普及の鍵は携帯電話や家庭用ゲーム機にRSSリーダーが組み込まれた時、有用なサービスがたちあがった時かなと思います。今はまだあくまでもWEBがあってのRSSなので。

SWEETBOATさんに組み込むのならば、新着会員の情報や日記、ビデオプロフィールや音声メッセージなんかをRSSで配信してみると面白いかもしれませんね。

ってなことをボソっとつぶやいてみます。

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