月曜日, 10月 03, 2005

債権者説明会なるものに行ってきました

小生の会社のお客様が資金繰りに行き詰ったようで、民事再生手続きを申請。小額とは言えウチも売り掛けがあるので、社会勉強がてら債権者説明会なるものに行って説明を聞いてきました。

もっと怒号が飛び交う展開を予想していたのですが会場は思ったより静かなもの。ここに至る経緯の説明が不十分で、弁護士も業種や経理についての知識に疎そうな方だったので、全体的に微妙な空気。正確な数字や状況があきらかになり、再生計画が提示される債権者集会が本番でしょう。

ぶっちゃけて言えば・・・

売上至上主義で数字を追いかけ続けたあげくコストも増大。

特定の月に売上が落ち込んだ事により借入金が出来る。

利子の返済が膨らんで返済の為に借金を重ねて気が付けば火ダルマ

というよくあるパターン。今の時代にこういう経営手法をとってる会社を久々に見ました。他にも色々と言い訳をしていましたが、実際後付の説明だなという感じ。ウチにとっては大事なお客様なので、再生計画がうまくいって立ち直ってくれるのが一番良いのですが・・・頑張ってほしいものです。

会場を出て帰りながら考えたのは、売上至上主義や、最大利潤を求める会社経営というのは古臭いなぁという事。ちょっと飛躍しますが、「会社というのは利益だけを追求すれば良い。税金によって社会に還元しているのだから利益追求=社会貢献」という考え方より「最適な利潤を追求して、会社として出来うるお金だけでない社会貢献(人材の育成であったり、社会へのサービス提供であったり)をしていく」というスタンスであるべきだなという事。

最大=最適ではないのだなと改めて思った次第。

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